スマートスピーカーやスマート照明など、IoTを利用したスマート家電が最近よく話題になっています。できれば使ってみたいけど、どんな風に使えるのかイマイチ想像しにくい……という堅実女子は、いろいろなスマート家電が使えるIoTルームに泊まってみてはいかがでしょうか。

日本初!IoT体験ができる宿泊施設が秋葉原に登場!

日本初のIoT体験ができる宿泊施設「&AND HOSTEL AKIHABARA(アンドホステル秋葉原)」では、最先端のIoTデバイスが体験できる「IoTルーム」を提供していて、スマホで照明やエアコンをコントロールしたり、部屋の鍵を開け閉めしたり、実際の生活に近いシチュエーションでいろいろなスマート家電を試すことができます。

秋葉店にある施設は近くにコンビニやファストフード店、ヨドバシカメラもあるので、気になったスマート家電を買って帰ることもできそう。

ホステルなのでバス・トイレは部屋の外にあって共用ですが、1泊8550円で2名で個室に泊まれるという、都心部の宿泊先としてはリーズナブルな価格設定になっています。施設全体のデザインにこだわっているので、清潔で明るくて寝具も快適なうえに、立地も比較的便利。ホステルならではのゲスト同士が団欒できるロビーもとてもお洒落で、女性でも安心して泊まれます。

ロビーも広々としていて、壁には自動でディスプレイが切り替わるスマートウォールも飾られています。

こちらはJR、東京メトロ、つくばエクスプレスの各秋葉原駅から3〜5分圏内という便利さで、部屋もホステルとは思えないほど広々としています。チェックインすると鍵代わりにスマホが貸し出され、インストールされた専用アプリを使って部屋の中にある設備をほぼすべてコントロールできます。

IoTダブルルームは、最先端のスマート家電を普段の暮らしに近い環境で体験できます。

アプリから操作できるのは鍵やカーテンの開け閉め、エアコン、テレビのコントロール、空気清浄機やアロマディフューザーなど。スマート照明はベッドサイドと壁の上の2カ所にフィリップスのHueが設置されていて、明るさや1600万色以上の色の組み合わせを設定できるようになっています。Hueはフロアの廊下にも使われていて、お天気にあわせて自動で色が変わるようになっています。

これだけあるリモコンの機能が、スマホアプリひとつに。

アプリにはすべて設定がされているので、それぞれの設備ごとにコントロールできます。

「おはよう」と言うだけで、アロマがたかれ、カーテンが開く!?

アプリにはいくつかの生活シーンを想定した設定がプリセットされていて、たとえば「おはよう」のアイコンをタップすると、照明の点灯とカーテンのオープン、テレビとエアコンとアロマの電源がオンになり、スマートスピーカーから音楽が流れるという一連の操作がすべて自動でできるようになっています。アプリと同じ機能はGoogle Homeから音声でも使えて、「おはよう」と言うだけでプリセットにすることもできます。

「おはよう」と言うだけで、これだけのアクションが!

スマート家電で気になっていた、ベッドに寝たままやテレビをつけっぱなしでスマートスピーカーを試せるのか?アプリとリモコンどっちが便利か?照明の色が変わると部屋の雰囲気にどれだけ影響するのか?など、いろいろ試してみたところ、購入を判断する参考になりました。

スマート照明は明るさや色を自在に調整でき、実際にどんな風に変化があるのかを確認できます。

今回の結論としては、家電のオンオフはアプリだと便利になるけど、音量や温度を変えるといった細かな設定となるとリモコンを使った方がまだ便利かなという印象です。また、Google Homeは思った以上に認識率はよかったものの、一回ずつ「OK Google」と言ってから命令しなくちゃいけないのが面倒でした。スマート家電の動きも命令してから一拍間が空く感じで、Wi-Fiの影響も考えなければいけないというのもわかりました。

話題のスマートスピーカーもあり!

スマート家電を声でも操作できます。

いずれにしてもスマート家電は今のところまだ過渡期で、これから技術の進化に期待したいところ。「&AND HOSTEL」は現在、東京に4か所と福岡に1か所あり、年内にさらに数を増やす予定とのこと。また、施設によって設置されているスマート家電が異なり、新しい商品も積極的に導入していくということなので、いろいろ泊まり比べてみるのもいいかもしれませんね。

フロアの混雑状態がリアルタイムでわかる、といった機能も現在開発中です。

&AND HOSTEL AKIHABARA(アンドホステル秋葉原)
公式サイト:http://www.alphabetacoffeeclub.com/