レスター岡崎が明かす好調の要因 「今まで以上にボックス内へ」の“意識改革”が得点生む

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リーグ杯リバプール戦で1得点1アシストの活躍 今季公式戦で通算3ゴール

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は、現地時間19日に行われたカラバオ・カップ(リーグカップ)3回戦のリバプール戦で1ゴール1アシストの活躍で、2-0での強豪撃破に大きく貢献した。

 今季の公式戦で早くも昨季得点数(6得点)の半分を叩き出している岡崎が、その要因を明かしている。英紙「レスター・マーキュリー」が報じた。

 今季の岡崎はプレミアリーグ開幕から2試合連続ゴールを決めるスタートダッシュを切った。不出場も含めて4試合連続ノーゴールの後のリバプール戦という注目カードで、途中出場ながら決勝点を含む全得点に絡む大車輪の活躍を見せた。

「考えを変えました。自分の動きはこれまで同じだし、自分のやるべき仕事も同じスタイルです。今でもハードに動いているけど、僕らがボールを持った時にはこれまで以上にボックス内に入ろうとしています」

 岡崎はこのように語り、これまで以上に自らゴールに迫る動きを実践していると明かした。意識改革が、ゴールという結果に結びついているという。

「ハードワークやプレッシャーは、今でも上手くいっている。でも僕は、今まで以上にボックス内に入ろうとしていってる。考えが変わっています」

シェイクスピア監督からの信頼は揺るがず

 レスターでの岡崎は、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディとの2トップでプレーすることが多かったが、流れのなかでは中盤まで下がって守備のサポートや泥臭い仕事が目立っていた。得点数は伸びなかったが、その献身的な働きぶりは現地でも高く評価されてきた。

 2015-16シーズンのリーグ初制覇後、チームにはアルジェリア代表FWイスラム・スリマニやナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョら実力者が加わったが、それでも岡崎は簡単にポジションを明け渡さなかった。

 レスターを率いるクレイグ・シェイクスピア監督からの信頼も厚く、指揮官は岡崎のサッカーに取り組む姿勢とリバプール戦の結果を絶賛していた。日本代表歴代3位の50得点を誇る岡崎は、意識の変化をきっかけにストライカーとしての評価も急激に高めつつあるようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images