旅行かばんとみられる遺留品などが船内から運び出されている=18日、木浦(聯合ニュース)

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【木浦聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今月上旬に木浦新港の埠頭(ふとう)に陸揚げされたセウォル号の船内捜索が18日始まり、遺留品が続々と船外に運び出された。

 左を下にして横倒しになっているセウォル号の左舷などに穴を開けて確保した進入路から、8人からなる捜索チームが船首左舷の4階部分に入った。
 リュックサックやキャリーバッグ、衣類、救命胴衣、靴などが運び出されたもようだ。船内から出た泥は滑車のような装置で地上に運ばれ、青いビニールシートの上に広げられ、遺留品などが残っていないか確認する。遺留品は洗浄し、持ち主を確認して遺族らに引き渡される。
 船内捜索前には動物のものとみられる骨37片や遺留品108点が見つかった。
ikasumi@yna.co.kr