生理中の不快なニオイ、ムレ…冬場の「デリケートゾーン」トラブル対処法

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生理中って、何かとデリケートゾーンのトラブルが多いですよね?
例えばかゆみ、ニオイ、ムレ、ヒリつき、ベタつきなど…。

でも、困っていても、なかなか人に相談しにくいことだし、男性には絶対に知られたくない!
今回はそんなデリケートゾーンのお悩みの原因や対策についてくわしくお伝えします。

◆冬場はデリケートゾーンのトラブルに注意


生理中のデリケートゾーンのトラブルは人によって様々です。体質や肌質、生理の状態、生活状況などで変わるし、季節によってもちがいます。

冬場はいつもより厚着になり、寒さのためにトイレに行くのもおっくうになりがち。だからデリケートゾーンは、思いのほか過酷な状態になっているんです。

重ね着することでムレやすくなっているし、外は寒くても室内は暖房で温かいですよね。その分、汗をかくので湿気がこもった状態になるんですよ。
むしろ、夏場より通気性が悪い場合も…。

するとデリケートゾーンは、汗や皮脂、そして経血が混じり合い、雑菌が繁殖して不快なニオイが発生したり、かゆみやヒリつきの原因となったりもします。
この時季はついおろそかになりがちですが、普段以上に気をつけしましょう。

◆特に気になるニオイのケア


気になる生理中のデリケートゾーンのニオイ。「もしかして周囲の人も感じるんじゃないのかな?」と不安に思ったことはありませんか?

実は経血そのものはほとんど無臭なのですが、汗や皮脂と混じったり、空気に触れたりすることで、酸化してニオイが発生してしまいます。

そのための対策はただひとつ!
「通気性を良くし、清潔にしておくこと」です。

ただし、まれにアポクリン腺(大きな汗の線)からのニオイが強い体質の方がいます。

【ニオイケア対策のポイント】



・ナプキンはこまめに取り替える
・通気性の良い下着(綿やシルクなど)を選ぶ
・ナプキンのタイプにも気をつける(モレを重視しすぎていると通気性が悪い場合も)
・清潔な下着を着用する
・毎日シャワーを浴びて清潔にする(その際は膣内まで石けんで洗いすぎないこと)
・トイレではビデを使用する
・市販の使い捨てビデの使用は最小限にする(使う場合は生理最終日に1回程度で十分)
・食生活にも注意(刺激物や香辛料などはニオイの元になりやすい)

◆かゆみが出やすい人のための注意点


ニオイに続いて多いのは、かゆみのトラブルです。
特に敏感肌の方や、生理日数が長かったり、経血が多かったりする方は、かゆみが出ることが多いようですね。

かゆみのケアも基本的には、清潔第一!そして通気性を良くすることですが、中でもナプキンのタイプや素材の選び方は重要なポイントです。

最近のナプキンは、モレない&におわない対策が優れているため、やや刺激が強すぎるものもあります。肌が弱くかぶれやすい方は、できればいつも同じメーカーのものを使用し、新商品を試す際はサンプルサイズのものをチョイスしましょう。

最近は布ナプキンの種類も豊富にあるので、化学繊維などに弱い方はチェックしてみるといいかも…。

なお、長時間の座り仕事をする人は、同じ部位が刺激されるので、かゆみから進んでヒリヒリとかぶれることがあります。その場合は、事前にワセリンを肌に薄く塗っておくと刺激を防ぐことができますよ。

ただし、体調不良や病気が原因で感染症になり、かゆみやヒリつきが出るケースもあるので、そこは見極めが肝心です。おかしいな?と思った時は、むやみに市販の薬を塗るのではなく医療機関を受診しましょう。

◆終わりに


デリケートゾーンの悩みは、女性なら誰でも経験することです。
でも、彼にはあまり知られたくないし、デートなど外出の時は特に注意をしたいですよね。

できれば、生理中も涼しい顔で乗り切れるよう事前に対策しておきましょう。
憂うつな時期を、少しでも快適に過ごせますように!

ライタープロフィール


バニラ
美容業界に30年近く関わり、エステテティシャン、カウンセラー、サロンオーナーなど常に第一線でお客様と接する。現在は美容系、メンタル系の資格や経験を活かし、講師やコンサルティング業の他に、美容スペシャリスト&ライターバニラとして活動中!
ブログ:バニラの部屋
Twitter:バニラ@vanilla0717