豪アデレードで女性のブーツにヘビが潜む(出典:http://www.straitstimes.com)

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爬虫類が苦手な人々には寒気のするような話題が豪アデレードから飛び込んできた。まだ最低気温が摂氏10度を下回ることもあるだけにオーストラリアの人々がこの時期にブーツを履いていてもなんら不思議はないが、何かにくるまれて温まりたいという気持ちはヘビも同じであったようだ。

『straitstimes.com』が伝えているところによれば、身の毛もよだつハプニングに見舞われたのは南オーストラリア州アデレードの海岸沿いの町、モアナに暮らすある女性。彼女は自宅の外に靴を何足が置いていたといい、その一つがオーストラリア生まれの「UGG(アグ)」のシープスキンブーツであった。

彼女はそのブーツの片方をのぞき込んで絶叫する。靴底の内側でなんと1メートル長のヘビがニョロリと動いたというのだ。通報を受けて“スネーク・キャッチャー”と呼ばれるヘビ駆除専門家のロリー・バレルさんが出動し、そこでインランドタイパンに次ぐ世界ワースト2位の猛毒を持つ「イースタンブラウンスネーク」と判明した。

メディアの取材に「野生に戻すべく、捕獲したヘビは市街地から遠く離れた場所でリリースしました。女性は『ブーツを取ろうと外に出た際、ほんの一瞬だけ尻尾のようなものが見えた』と話していました」とバレルさんは語る。彼女がもしもそれに気づかずに足を突っ込んでいたら、足先にたとえようのない感触を得ていたのであろう。

「シープスキンブーツの中にヘビがいるという通報で出動することは年に一度くらいあります。内側のウールのぬくもりもあってヘビにとっては居心地の良い場所なのでしょう。ヘビたちはちょうど冬眠から覚め始めたところで繁殖期に入ります」とのこと。空腹でもあることから注意が必要だそうだ。

出典:http://www.straitstimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)