7日放送、テレビ東京「じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告」では、元大相撲力士で第64代横綱・曙太郎がゲスト出演。横綱時代の収入や格闘家転向時のエピソードを語った。

「ちょうど22歳になる前くらいに現金1億持ってました」と切り出した曙。横綱時代の月給は約180万(当時)だったが、優勝賞金や懸賞金がその上に乗ってくる他、「タニマチ」と呼ばれる後援者からは「車そのまんま。ベンツのリムジン、運転手もついて」という驚くべき贈物などもあったという。

また、曙は2001年1月場所を最後に現役を引退。当時はケガを抱えながらも、突然の発表だったことから世間を騒がせた。「目標は全部達成したんで。子供抱いて写真撮ったし、優勝して辞めましたから」と振り返ったが、「怒られました」とも。それでも「自分の中では最後の場所は楽しかった。相撲取って初めて」と言いつつ、引退を決意していたことで「緊張の糸が切れている」状態だったという。

その後、2003年12月31日には格闘家に転向し、K-1のリングでボブ・サップと対戦。ここでも世間の話題をさらった。この時の契約条件を「2試合の契約金。大晦日で2回、1億5千万円。でもそれを聞く前に(出場する)返事しちゃってる」と明かした曙だったが、実際に行った試合については「怖くはないんですけど、やっぱ無理ですね。一番最初KOされた時、気付いたら控室にいた」などと苦笑い。

その他にも、ライバル関係にあった若乃花、貴乃花について、曙は「若貴はやることはちゃんとやりました。人が寝ている時も稽古していました。(当時は)全く口きいてないですね。挨拶程度。同期なんで今の方が仲いいです」と言い、今後、相撲界との関わりを訊かれると、「(自分は)外で頑張って、貴乃花さんが理事長になった時に、なんか力になれればいい」と語った。