本当に効果はあるの? 「塩抜きダイエット」

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執筆:Mocosuku編集部


気温が暑くなるにつれ、気になるのが、今まで服の下に隠れていた脂肪。
でも、きつい運動も食事制限もしたくないですよね。 過去に、芸能人の山下智久さんやチャン・グンソクさんも試し、減量に成功したと話題になった「塩抜きダイエット」。
塩分を断つというとてもシンプルな健康法です。今回はこの「塩抜きダイエット」を詳しく見てみようと思います。

「塩抜きダイエット」の3大効果

体内の0.85%を占める塩分。
体に必要な塩分は、1日あたり1.5〜3g程度摂るだけで十分足りてしまいます。

それなのに日本人の食生活では、昔ながらの醤油や味噌に加えて、近年のスナック菓子、加工食品などに含まれる過剰な塩分摂取がさまざまな失病を引き起こすと問題になっています。必要以上の塩分は、むくみや高血圧など、かえって体に悪影響を及ぼすことになるのです。

そこで一時的に塩分を断つことで体をリセットし、溜まった古い塩分を体外に排出するのがこのダイエットの狙いだとか。
実際の効果を紹介していきましょう。

むくみが改善する


血流がよくなり、体の余分な水分が抜けやすくなります。体が軽くなり見た目もすっきり。

自然と食べる量が減る


塩分濃度を薄める消化液の分泌が活発=食欲が増進。塩分を抜くことで食欲を抑えられるようになります。

便通がよくなる


身体の水分がでていくことで、便も柔らかく、排出しやすくなります。便秘がちの女性にもおすすめ。

塩抜きダイエット 「水分」と「カリウム」を摂取して体の減塩化を促進!

「塩抜きダイエット」のやり方は、ソーセージやハムなどの加工食品、スナック菓子、練り物など、塩分が含まれる食品を3日間だけ徹底的に避けること。

そのために、商品パッケージの栄養成分表をチェックするクセをつけるようにします。ナトリウム約400mg=塩分1gに値します。

天然食材に含まれる塩分はごく少量なので、野菜や果物はもちろん、適量であれば肉、魚、白米なども食べてOK。塩分の排出を促す「カリウム」を多く含む食品を摂取するよう心がけましょう。
また、体内に蓄積した塩分を排出させるために、水分をたくさん摂ることも必須。一時的にむくみが出ることもありますが、排出されれば元に戻るので心配ありません。

4日目以降は通常の食事に戻してください。
味覚が研ぎ澄まされ、ほんの少量の塩で満足感を得られるはずです。数か月に1回、定期的に行うことで、さらにその効果を実感できます。

「カリウム」を多く含む食品


バナナ、メロン、アボカド、ほうれん草、枝豆、納豆など。

食材の味付けにおすすめの食品


こしょう、にんにく、生姜、レモン、酢、ハーブ類。摂り過ぎなければゴマ油、オリーブオイルなどもよいでしょう。

「塩抜きダイエット」、注意すべき3つのポイント

塩分は体に必要不可欠なものなので、3日間以上は行わないこと。
特にこれからは毎日のように暑い日が続きます。めまいや脱力感など、熱中症に近い症状が出たときは、直ちに中止してください。暑い日や汗をかく運動も控えましょう。また、妊娠中や疾患のある人は、必ず医師に相談してから始めるようにしてください。

塩分は肉や魚など、食材そのものにも含まれているため、完全に塩分をカットするのはとても難しいこと。

極力摂取しない

」という姿勢で取り組むだけで、無理なく効果を実感できるはずです。


最初は薄味で物足りなさを感じても、徐々に慣れていきますので、素材の味を楽しむ気持ちで、まずは1日1食の「塩抜き」から試してみてはいかがでしょうか?