大阪市で、政治活動規制条例が市議会に提出される。問題の背景は、いわゆる市役所ぐるみの選挙活動だ。今年1月から3月にかけ、野村修也氏を中心とする第三者調査チームで調べた際も、市の幹部職員が集まって選挙情勢報告をしていた会議の議事録がみつかるなど、種々の問題が判明した。こうして、市の職員が選挙に深く関わってきたことが、選挙で選ばれるトップと行政組織との緊張関係を損ない、組織内の規律の劣化を招いて