景気悪化による勤め先の倒産や工場閉鎖、収入がなくなったり、減ったりしたことで、住宅ローンの返済負担に苦しむ人が増えている。そうした中で衆院を可決した返済猶予法は、住宅ローンの借り手にこの上ない「助け舟」になるはずだったが、どうもそうはならないらしい。    返済猶予法は2011年3月までの時限措置で、中小・零細企業や住宅ローンの利用者が借金の返済猶予を求めた場合