脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「文部科学省は空気のようなものなのです。」を公開した。動画では、茂木氏が「待務母官 学屋進」という架空のキャラクターに扮し、偏差値偏重の風潮に苦言を呈するとともに、これからの時代における真の教育のあり方について自身の見解を語っている。

動画の冒頭、茂木氏は「文部科学省の待務母官、学屋進です」と挨拶し、最近寄せられるという偏差値に関する話題について言及。「学校にマウンティングする、これ本当に文部科学省としては全く推奨していません」と語り、偏差値による比較を明確に否定した。続けて、文部科学省の本来の役割は「日本国民全員に良い学び、良い教育を届けたい」ということだと説明し、それぞれの人がそれぞれの場所で一生学び続けることの重要性を強調した。

また、文部科学省が「学校が絶対」だと考えているわけではないと指摘。「今や人工知能とかグローバル化で学びはいつでもどこでも、誰でもできるわけですから」と述べ、用意されたカリキュラムだけでなく、自発的な学びが可能な時代であることを訴えた。さらに、成績や偏差値の低さを理由に自己否定する風潮について触れ、「私たちは全くそういうことは望んでないんです」と、個性に合わせた学びを尊重する姿勢を示した。

終盤では、脳の模型を手に持ちながら、文部科学省を「空気のようなもの」と表現。「生きている中での学びというのは空気を吸うようにいつでもどこでも学べる」と独自の視点を展開した。最後には「一番大事なのは好奇心ですよ。何かを学びたいという好奇心、これが大事だ」と視聴者に語りかけ、用意された学校教育も活用しつつ、枠にとらわれない自由な学びを続けるよう推奨して動画を締めくくった。

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