新築アパートを2棟まで買い進めたのに、その先へ進めなくなる瞬間は、規模拡大を目指す兼業大家なら誰もが直面しうる壁だ。個人名義で1棟目を、法人名義で2棟目を購入したものの、以降は個人と法人のどちらを軸に進めるべきか、利益を多少削ってでも棟数を増やすべきか判断がつかず、購入が止まったまま時間だけが過ぎていく状況は決して珍しくない。
 
不動産投資アドバイザーの木村洸士氏の動画では、千葉と横浜に新築木造アパートを1棟ずつ所有する相談者が登場し、購入から3年、次の一手を出せずにいる悩みを打ち明ける。新築は修繕の手間が少なく運営しやすい半面、築年数が進むにつれて家賃や資産価値が緩やかに下がっていく構造を抱えており、このままの延長線で棟数を重ねてよいのか、木村氏との対話を通じて論点が整理されていく。候補に挙がっていた名古屋の築浅物件についても、利回りや立地条件、住民票の所在地によって融資姿勢が変わる金融機関の事情をめぐるやり取りが交わされ、会社員という属性をあと何年活かせるかという時間軸の話にも及ぶ。
 
話は次第に、価格ではなく土地そのものの価値に着目する買い方や、物件の状態によって評価の分かれる金融機関との付き合い方へと広がっていく。修繕への不安をどう乗り越えて中古物件と向き合うか、いきなり大きな案件を狙わずに小ぶりな物件で経験を積む発想をどう取り入れるか、非公開の良質な物件にどう近づいていくかといった、規模拡大の先にある具体的な考え方が、対話の中で少しずつ形になっていく。
 
本編後のやり取りでは、木村氏自身が中古物件に初めて手を出した頃の話が紹介される場面だ。1,600万円ほどの中古アパートを購入した当時は不安で仕方なく、書籍に赤ペンで線を引きながら知識を頭に叩き込んでから臨んだというが、それでも購入後には想定外の出来事が次々と起きたと振り返る。相談者はその話を受け、木村氏が積み上げてきた実績の規模の大きさに触れ、拡大の裏には中古物件への挑戦が欠かせなかったことを改めて実感したという。
 
新築の延長線上で足踏みしている不動産投資家にとって、次の一歩をどう踏み出すべきかを考えさせられる内容だ。

チャンネル情報

会社員から24棟家賃年収5000万円を実現し独立。 現さくらいふ株式会社 代表取締役。他4社経営。 不動産投資歴は15年、主催する不動産投資セミナーは[5年で10000人]が受講。 唯一無二のスキルをもつ業界の有名講師・きむ兄(木村 洸士)が 不動産投資を志す方に役立つ情報をお伝えしていきます!