日本では、大学院進学について「高学歴ワーキングプア」への第一歩とする悲観的な見方が存在しているといわれています。研究者の待遇は必ずしも良好なものではありませんし、大学院を修了した30歳前後の人材を“新卒”として積極的に採用する企業は少ないのが実情です。とはいえ、世間的に見れば不遇な状況であっても、当の本人は幸せを感じているケースは多々あります。今回は、歴史を大学院で学んだ筆者が、研究者の実情や厳し