日本企業による株主還元が活発化している。東証上場企業による2024年4月以降の自社株取得枠の金額は史上初めて10兆円を超えた。さらに今2025.3期に増配を計画している企業数は全体の4割相当の約900社で、こちらも過去最高となる見通しだ。こうした流れは3月期中間決算(2024年4月-9月)が終了すると、さらに勢いを増しそうだ。過去10年間のデータからは、自社株買いの発表額がもっとも多い月は本決算発表時期と重なる5月で、全体の