慶大の清原正吾(4年=慶応)が明大戦の9回2死から起死回生の同点本塁打をバックスクリーン左に打ち込んだ。この一発がリーグ初本塁打。喜びを全身で表現しながらベースを一周する正吾の姿に38年前の父・和博氏の姿を思い出していた。86年、記者は西武担当1年目。甲子園13本塁打のルーキーに密着した。しかし当時の西武は層が厚く怪物ルーキーとて開幕スタメンは達成できなかった。開幕2戦目、6回から守備で出場するとプロ初打