羽柴(豊臣)秀吉が、小牧・長久手の戦い(1584年)のさなかに弟の秀長に送った書状が田中本家博物館(長野県須坂市)で新たに見つかった。戦況が軽妙につづられており、専門家は「兄弟の関係性を知る貴重な資料だ」としている。同館で期間限定で展示されている。書状は、田中本家が江戸時代に入手したという。土蔵で保管されていたものを同館の田中新十郎館長(49)が7月、東京大学史料編纂(へんさん)所の村井祐樹准