2024年9月1日(日)に開幕した歌舞伎座『秀山祭九月大歌舞伎』。秀山祭は、2006年に歌舞伎座ではじまった。そのコンセプトは初代中村吉右衛門(俳名「秀山」)の功績を顕彰し、その芸と精神を受け継ぐこと。 「夜の部」では、古典歌舞伎の名作が今だからこその充実した配役で上演されている。演目は『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』より「太宰館花渡し」「吉野川」、そして『勧進帳(かんじんちょう)』。 『妹背