ごく一部の情報だけで全体を決めつけてしまう(写真:Graphs/PIXTA)「視界には入っているのに見えていない」という状況は、誰しもが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。私たちの視点はつねに偏っていて、都合のいい情報だけを受け取ってそれが「すべて」だと思い込んでしまいます。断片的な情報から過剰に一般化して決めつけてしまう認知の性質について、慶応義塾大学教授の今井むつみ氏が解説します。※本稿は今井