死刑囚の色鉛筆使用を認めない法務省訓令は、憲法の定める表現の自由を侵害するとして、訓令の取り消しと、色鉛筆および鉛筆削りを使えることの地位確認を求めて、確定死刑囚の男性(33歳)が国を相手に起こした裁判の第1回口頭弁論が10月7日、東京地裁でおこなわれる。原告の代理人弁護士らが同日、裁判を前に会見を開いて「償いの色鉛筆を取り上げないで」と呼びかけた。●原告は「宮崎家族3人殺害事件」の死刑囚原告の奥本章寛