エレコム株式会社は従来のパソコンにPCI拡張ボードとして装着し、量子アニーリングに特化した機能を発揮する「量子FPGAボード」を公開した。公開したのは開発中のもので、2021年末に試作デモ機が完成予定としている。現在のPCでは、長時間かかったり、計算が求められないような膨大な「組合せ最適化」問題に対して、高速に処理して回答が得られる「量子アニーリング技術」が、将来は手軽に導入できるようになることが期待できる。