少子高齢化と就職氷河期のせいで、日本の組織のあらゆる場面で奇妙なことが起きている。部下一人に上司三人。それも、上は、カビの生えたような過去の栄光と肩書があるだけで、子飼いの部下の成果に便乗だけして、のさばり続ける。そのうえ、目前の組織縮小を控え、多すぎる上の連中は、派閥としての組織内での生き残りを賭けて、たがいに争い、相手側の部下を潰し合っている。 相撲やレスリングだけではあるまい。ほかのスポーツ