物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比0.8%減となったことが、厚生労働省が発表した17年3月の勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)で分かった。3月の一人当たりの平均現金給与総額は27万7512円で、前年同月比が0.4%減と10カ月ぶりに減少した。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は0.2%減の26万511円で、所定内給与は0.1%減の24万821円、所定外給与は1.7%減の1万9690円。特別に支払われた給与は、3.6%