厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、2016年の実質賃金が5年ぶりに増加したことが分かった。16年の1人当たり月平均の現金給与総額は前年比0.5%増の31万5372円で、3年続けて増加した。物価変動を考慮した実質ベースでは前年比0.7%増で5年ぶりの増加となった。業種別に見ると、不動産・物品賃貸業36万7901円(前年比4.8%増)、複合サービス事業38万5492円(同2.5%増)、卸売業,小