母がまだ若い頃 僕の手をひいて この坂を登る度 いつもため息をついた♪どんだけ暗いのだ。さだまさしは、1952年生まれだから、若干23歳でこの歌を作ったわけである。いくら長崎生まれとはいえ、こんな坂の歌をつくると は、恐るべし。中学生だったワタシは、不浄の右手を見つめるしかない。自分と母の幸せな関係をどれだけ恨んだことか。ワタシは、運がいいだけであること を、さだまさしの「無縁坂」に教えてもらった。愛は今も