ミランのフィリッポ・インザーギ監督は14日、残り16試合すべてに勝つことができると述べた。だが、その最初のミッションは失敗に終わった。ミランは15日のセリエＡ第23節で、エンポリとホームで１−１と引き分けている。ミランは勝利よりもかなり敗戦に近かった。残りは15試合となった。

インザーギ監督は試合後、次のように話している。

「我々は今、少しこういう時期なんだ。難しい時期だよ。今日はあらゆることが起きた。開始数分で選手を一人失い、交代枠をうまく使えなかったんだ。不運でもあった。開始から１分で、鼻の骨折で選手を失うなんて、信じられないよ」

「エンポリは本当に素晴らしいチームだ。その上で、我々もうまくやった。拮抗した試合だった。GKたちがビッグセーブすることはなかったんじゃないか」

「リードしたら、こういった失点をしてはいけない。クロスはかなりゆっくりしたものでもあったはずだ。苦しんだ末の、だがそれでも勝ち点３になるはずだったんだ。９人になってからはよく守ったが…」

インザーギ監督はエンポリの功績もたたえている。

「ローマと２度にわたって互角に戦い、それぞれで勝利に値したということは、何かしら理由があるということだ。我々は良くなっている。新しいシステムを見つけようとしている。多くの選手たちが戻ってきているところだ。私は常にメンバーを変えてこなければいけなかった。だが、確実に良くなっていくはずだ。今は歯を食いしばって頑張るときだよ」

「フィジカルに関して働きかける必要はないと思っている。残り20分は、我々がより活発なようだった。それよりも、アタマだよ。今はサン・シーロでプレーするのが簡単じゃないんだ。サポーターも難しい時期を過ごしているのは分かっている。彼らが慣れているのは別のことだ。我々がブーイングを拍手に変えなければいけない」

「（マッティア・）デストロ？　我々はもっとペナルティーエリアの中にボールを運ばなければいけない」