芸能界の暗部が明るみに

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『フラッシュ』(光文社)で報じられた、男性向けファッション誌『LEON』元編集長・岸田一郎氏を巡る“枕営業”騒動。岸田氏はファッションショーの出演の見返りとしてとある女性モデルに枕を強要したというが、そのモデルの背後にいた“業界の実力者”から逆に恐喝を受け、告訴の準備を進めていたという。

「この一件を巡っては『フライデー』が、女性が自ら登場して告発インタビューを掲載。岸田氏は『東京ガールズコレクション(TGC)』の出演と引き換えに肉体関係を迫り、複数回関係を持ってしまったという趣旨でした」(スポーツ紙記者)

 当然と言うべきか、女性がTGCに出演することは叶わず、女性は岸田氏に対して訴訟を起こすつもりだとされていたが、このバトルはすでに着地を迎えているという。

「記事が出る前後で、すでに両者は和解しているようなんです。ところがこの件に関係しては、同じ手口で女性モデルの肉体を貪った人物が存在していますよ」(出版関係者)

「TGCに出してあげるよ」

『フライデー』には岸田氏の“枕強要”を手助けしたとして、雑誌『MADURO』発行人のO氏という人物が登場している。

「このO氏は岸田氏と同じような手口で、『TGCに出してあげるよ』と周囲の女性に手を出しているんです。彼は元々岸田氏の右腕的存在で、真面目に仕事をする人間として周囲からも慕われていたようですが、近頃では不穏なウワサばかりが聞こえてくるようになった。彼は東証1部上場企業の関連グループ役員という肩書もあるだけに、こんなことが公に慣ればそれこそ一大事でしょう」(前出の関係者)

 なお『フライデー』の記事に対しては、さらに12月15日発売の『フラッシュ』が「矛盾点がある」と反論、岸田氏と女性の主張は週刊誌同士の“代理戦争”に発展しつつある。双方とも一歩も引けぬ状況だが、O氏としてはこの件が長引けば長引くほど身に危険が迫るだけに、一刻も早く事態が収束してくれることを祈る日々だろう。果たして彼は逃げ延びることができるか――。

(取材・文/一樹守 photo by Silentmind8 via flickr)