ドローンのカメラ性能を5つ比較してみた
クレーンを使わずともアクロバティックな撮影が可能になるGoPro×ドローンは、今日も世界中の絶景をそのレンズに捉えている。人間単体ではまず撮影できない画角を簡単に手に入れられるGoPro×ドローンは、アクティブな個人空撮という新たなジャンルを作り出した。
しかしGoProを外付けするシステムはドローン、GoProの他にジンバルと呼ばれるスタビライザーを用意せねばならず、まとめて購入すると10〜20万円コースとなってしまい、コンシューマーユースではそう簡単に手が出せない。
そこで登場してきたのが、カメラをあらかじめ搭載しているドローンたちだ。安価なモデルは1万円以下から存在しており、学生でも手を出しやすい。
問題は画質だ。安かろう悪かろうではせっかく購入したとしても残念感が漂ってしまう。そこで価格帯別に4つのカメラ搭載ドローン+αの動画撮影品質を調べてみた。購入を考えている方は是非とも参考にしていただきたい。
Hubsan X4 HD(実勢価格1万円以下)
センサー:200万画素
画角:未公開
F値:未公開
動画解像度:720p
動画エンコード:未公開
実勢価格8,000円ほどのハイコストパフォーマンスモデル。6軸スタビライザーを搭載。重量はたったの51g。
画質は一切期待できるものではない。しかしこのおもちゃプライスなら、ネタとして入手したくもなってくる。
Galaxy Visitor6(実勢価格2万円台)
センサー:未公開
画角:未公開
F値:未公開
動画解像度:720p
動画エンコード:未公開
RTF(Ready-To-Fly)なオールインワンモデル。環境にもよるが、通信範囲最大100mを誇る。
ディスプレイ代わりとするスマートフォンをマウントできるホルダーが便利。画質は圧縮率も高く褒められたものではない。
AR.Drone 2.0(実勢価格3万円台)
センサー:未公開
レンズ画角:180度
レンズF値:未公開
動画解像度:720p 30fps
動画エンコード:H.264
コンシューマードローンという市場を開拓した「AR Drone」の後継機。スマートフォンのみならずThalmic Myo アームバンドといったウェアラブルデバイスでもコントロール可能だ。
カメラのブレを抑えるスタビライザーの品質がいま一歩か。しかしクアッドコプターとしての素性は良く、カスタムベースとして使うユーザーも多い。
Bebop Drone(予想価格5万円台)
センサー:1400万画素
画角:180度
F値:2.2
動画解像度:1080p 30fps
動画エンコード:H.264
AR Drone 2.0のパロットが送り出してきた最新鋭機。28×32cm・380グラムとコンパクトにまとまっている。カメラのスタビライザーは3軸タイプ。ブレを効率よく抑えてくれる。アメリカでの価格は499ドルから。
加速度計、ジャイロスコープ、磁力計、超音波センサー、圧力センサーなどを駆使して安定性を維持。画質もよく、個人用として使うなら申し分ない。
FreeX SkyView Quadcopter(実勢価格10万円以下)
https://www.youtube.com/watch?v=vA8LcHMuJCk
センサー:非搭載
画角:非搭載
F値:非搭載
動画解像度:非搭載
動画エンコード:非搭載
GoProなどのアクションカメラと合わせて使うドローン。グレードによっては2軸ブラシレスジンバルを搭載しており、GoPro以外のオプションは必要ない。
画質はGoPro HERO3のもの。FreeX SkyView Quadcopter専用にチューニングされたスタビライザーを使っているだけあって安定している。これなら業務用としても使えるだろう。
こうしてみると、ホビーで使うならせめてAR.Drone 2.0のクオリティが欲しくなるし、持ち運びを考えるならBebop Droneを選んだ方が良さそうだ。