中山雅史氏が語る、アジア杯ベストメンバー

18日、大阪・ヤンマースタジアム長居ではキリンチャレンジカップ2014「日本代表×オーストラリア代表」の一戦が行われ、今野泰幸、岡崎慎司のゴールにより2-1で勝利。アジア杯前最後の一戦で大会最大のライバルになるであろうオーストラリアに競り勝った。

すると同日放送、テレビ朝日「報道ステーション」ではサッカー解説者・中山雅史氏がこの一戦を振り返っている。

スポーツコーナー冒頭から「一番気になるのは、アジア杯メンバーは誰だ！」と声高に叫んだ中山氏、同一戦については「前半よくなかったんですよ」と切り出した。

前半はボランチ・長谷部の両側スペースが空き、オーストラリアに使われていたとして「ディフェンス部分では長谷部選手、遠藤選手が長けてるんですけど香川選手がなかなかポジションが取り辛かった。動き辛そうで窮屈な印象があった」と所感を述べた。

すると「香川選手は前で使ったほうがいい」と提案した中山氏は「（FWの）武藤選手には休んで貰って、ここに香川選手を入れる。そしてここに誰を入れるのかっていうところで柴崎（岳）選手ですよね」と続けた。

中盤を遠藤、柴崎、長谷部の3人にすべきという中山氏は、その理由を「この3人はボランチを経験している」とし、この3選手を三角形のように配置することで“トップ下2枚＋ボランチ1枚”、“トップ下1枚＋ボランチ2枚”と臨機応変にできることから「柔軟性が得られる」とした。

「実際に今日のゲームも前半途中からダブルボランチでケアをした。それを交代なしで十分にこの3人は対応できる」と持論を展開すると、この日のスタメンでもあるDFの太田と酒井については「簡単にクロスを上げさせ過ぎ」などとチクリ。アジア杯のベストメンバーを訊かれれば「現時点ではやはり長友であったり内田。技術、力持ってます」と結論付けた。