歯周病は感染症、日本人はオーラルケアの再考を=サンスターが6カ国調査を公表
調査では、「歯周病をご存知ですか」という質問に対して、日本は、オーラルケアの先進6カ国中で最高の98%が認知しているという結果だった。2位はドイツで96%、3位はアメリカで84%だった。
また、「自分は歯周病ではないし、今後もなることはないと思っている」という回答率では、日本は17%と6カ国で最低。ドイツの49%、アメリカの60%などと比較して著しく低く、危機意識の高さが伺える。
また、日本では「歯のケアに時間やお金をかけたくない」と考えている人が30%を占めて、6カ国中最も歯のケアに時間もお金もかけない国であるという結果にもなった。具体的に、1本のハブラシにかける費用を聞くと、日本の平均は233円と6カ国中で最低だった(2番目に低いのはドイツの324円。最高はオーストラリアの432円)。また、朝・昼・夜の歯みがきで使用しているアイテムを聞いたところ、日本だけが3シーンでハミガキ粉の使用率が75%を下回るなど、著しく低い結果になった。また、歯間ブラシ・フロス、マウスウォッシュ、ワンタフトブラシなどの使用率も相対的に低かった。
この調査結果について、歯学博士で神戸常磐大学短期大学部口腔保健学科長の野村慶雄教授は、「歯周病の認知度が高いことと意識が高いことは一致しない。歯周病の原因や成り立ちが理解できると、予防や治療への行動につながります。今回の結果からは、本質的には日本では歯周病のケアやキュアに対する習慣が確立していないことがうかがえます」とコメントしている。
さらに、「歯周病の予防のためには、歯肉に接する歯面に付着するプラークを除去すること、そのためにはハブラシの毛先が歯肉に接触することが大切です。ハブラシだけでは完全にコントロールできないため、歯間ブラシ・タフトブラシなど補助的清掃具をもっと活用し、それでも残ってしまう細菌に対してデンタルリンスなどを併用することをお勧めします」とアドバイスしている。

