一方、「感染症」に関する恐怖心を聞いたところ、日本では94%が「怖い」と回答し、2位のオーストラリアが69%などと比べ、他国を大きく引き離す結果になった。ところが、「歯周病は感染病だと思うか」という問いには、日本では「接触感染だと思う」と答えた人が25%と正しく答えた人は1%しかいなかった。現在、歯周病の感染経路は思春期以降の唾液感染であると推測されているという知識が、日本では意外と広まっていないことがわかった。

 この結果に対して、野村教授は「歯周病は感染病です。歯周ポケットの歯肉側は表面がただれた潰瘍になっていて、血管の開口部も存在します。ポケット内は様々な細菌の温床であるため、それらの細菌や細菌が出す病原因子は容易に血管の中に入り込み、血流に乗って時には全身疾患の発症や進展に関わることになります。歯周病と全身疾患との関わりなど、様々な媒体を通して、正しい歯周病の知識や最新情報を提供していくことが大切でしょう」と語っている。また、「口の現状チェックは自分ではできないので、定期的に歯科医院などを受診し点検してもらうとともに、適切なアドバイスをもらい日々のケアを実践することを心がけましょう」とアドバイスしている。(編集担当:風間浩)