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遅いスタートだが悪い結果ではない

アップルの報告によれば、iPhoneユーザはゆっくりだが着実に、iPhoneやiPad向けの新しいオペレーティング・システムiOS 8へのアップデートを行っている。

アップルは同社のAppストアの開発者向け配信ページに新たな円グラフを追加した。それによると、ユーザーの46%がiOS 8にすでにアップグレードしているという。一方で49%のユーザーが引き続きiOS 7を使い続けており、5%はさらにもっと古いバージョンを使っている。

今週の初めには、複数の利用調査会社がiOS 8へのアップデート率はiOS 7よりも遅いスタートを切っていると報告していた。考えられる理由の1つは、最新版へのアップグレードのためにiPhoneユーザーは5GBもの空きスペースが必要となることだ。このような問題はiOS 7のときには起きていなかった。

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一週間でユーザー全体の半分未満のアップデートという結果は、アップルにとって悪い数字に見えるかもしれない。しかし、過去の歴史からすればこれは決して悪くない結果ともいうことができる。最新のAndroidアップデートKitKatの場合、マーケットシェアの40%に届くまでに9ヶ月という途方もない時間がかかっている(しかしAndroidユーザーにとってオペレーティング・システムの更新に関しては実際はモバイル・キャリアに左右されるという事情もある)。

iOS 8は先週の火曜日、多くの新しい機能を搭載してリリースされた。しかし、何人かのユーザーはiOS 7へのダウングレードを試しており、必ずしも全てのユーザーがiOS 8に満足しているという状況でもないようだ。

画像提供:Apple

Lauren Orsini
[原文]