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MITからWhatsAppまでを一気にプレイバック

1961年、MITのコンピュータサイエンティストのグループは複数人でコンピューターを同時にシェアできるシステムを作り上げた。当時、コンピュータへのアクセスは非常に限定されたものだった。この構想は限られたリソースをシェアし、ファイルを共有するためのものだった。

その過程で、MITチームはお互いにメッセージをやり取りする仕組みをたまたま作りだした。

タイムシェアリングシステム(Compatible Time-Sharering System, CTSS)と呼ばれるそのシステムは、主にプログラミング、デバッグに利用されていたが、やがてボストンの大学間でメッセージングシステムとして、以後10年近く利用される事となった。

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新しい技術は常にコミュニケーションのために使われることになる。ダイアルアップBBSは1980年代に人気があったが、Prodigy、AOL、やその他が1990年代に始めたインタラクティブなチャットルームにその座を譲った。

テキストメッセージングはコミュニケーションから有線の縛りを取り去った。スマートフォンの台頭により、テキストメッセージングは他の手段から仲間とテキストのやり取りを行う手段としての主役を奪ったのだ。

頭に入れておかなければいけないことは、WhatsAppやSnapchat等が、何の前触れもなく成功したわけではないということだ。AIMやBlackBerry Messengerなどの先駆けとなったサービスにより、ユーザーがお互いにメッセージを送り合うという事が一般的になったことは、彼らが爆発的な人気を得た下地となっている。

メッセージアプリは今や企業がユーザーのコミュニケーションの仕方をコントロールするためにシノギを削っているもっともホットな日常のテクノロジであり、2014年には熾烈な競争が繰り広げられることになる。

しかしどういった経緯で今に至るのだろう? ここにモバイル・メッセージングの歴史に置いて大きな経済効果をもたらした主なものを幾つか紹介する。世界中でスマートフォンはフィーチャーフォンより一般的なものとなり、アプリのビジネスの成長に、この土壌は欠かせないものになる。

トップ画像提供:Jim Pennucci
年表画像提供:Madeleine Weiss

Selena Larson
[原文]