公開初日のiOS 8へのアップデート率、iOS 7と比べて下回る結果に
苦戦しているというほどではないだろう
iOS 8が一般に公開されて1日経った時点で、この新OSへのアップデート率は昨年のiOS 7へのアップデート率には及んでいないことが分かった。
モバイルの市場調査会社Fiksuによって提供されたデータによると、iOS 8へのアップデートはiOS 7と比較して50%も遅れているという。モバイルの広告会社Tapjoyのデータからも同様の状況が見て取れる。「iOS 8は最初に公開されてから18時間経過時点で6%未満の[アップデート率]に止まっている。iOS 7の場合、同じ時間経過時点で12%だった」と同社はブログの投稿で説明している。
また、違いはそれほど大きくはないが、iOS 8のアップデート率はiOS 6よりも遅い状態だ:
人々がiOS 7のときのように急いでiOS 8をダウンロードしないのは、それほど驚くべきことではない。今回のソフトウェア・アップグレードは昨年のように根底からのデザイン変更というわけではない。また、アップグレードに必要な巨大な空き容量を考えると、ユーザー達はスペース確保のために時間がかかっているとも考えられる。
古いiPhoneユーザーは、iOS 7のときにiPhone 4で起きた問題を心配し、今回同じような思いをしたくないと警戒しているのかもしれない。iPhone 4sやiPhone 5を含む古いデバイスでのiOS 8の動作の重さも複数報告されており、iOS 8向けにデザインされているiPhone 6やiPhone 6 Plusを手に入れるまでソフトウェアのアップデートを控えようと考えている可能性もある。
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トップ画像:Apple
グラフ:Tapjoy
Selena Larson
[原文]