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これまでの「オン」と「オフ」から進化したプライバシー保護。

オンとオフ。これまでiOSデバイスが位置情報の共有を制限する設定はこの2つしかなかった。しかし新たにリリースされたiOS 8では新たな選択肢、位置情報の取得を特定のアプリの使用中に制限するものが追加された。

位置情報を利用するアプリにログインする際、ユーザーは位置情報の取得許可を尋ねられる。質問された際にユーザーはこれまで通り「はい」か「いいえ」のいずれかを選ぶしかないが、iOSの「設定」アプリの「プライバシー」設定ページでは各アプリのための新しい許可設定が可能になった。

アプリによっては、位置情報取得を許されると、デフォルトで、そのアプリが起動していなくとも「常に」位置情報を取得し続けることもある。

例えば、もしユーザーが過去にフェイスブックに位置情報の利用を許可した場合、iOS 8へのアップグレード後もその設定は引き継がれ、アプリの起動時以外にも位置情報へのアクセスが行われてしまう。フェイスブックは常時位置情報を取得する理由として、「Nearby Friends」と呼ばれる周囲の友達を検索するためのユーザ参加型サービスの運営上必要だと説明している。

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他のアプリもデフォルトで「常に」位置情報を取得する場合がある。アプリが取得できる個人情報を少しでも減らしたい人は、位置情報の設定をアプリごとに細かく確認することをお勧めしたい。

トップ画像提供:Apple

Selena Larson
[原文]