ロイヤルズのリードオフマンとして、優勝争いを演じるチームを支えている青木宣親 [Getty Images]

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 現在ナ・リーグ西地区4位と低迷するアリゾナ・ダイヤモンドバックスの地元紙『azcentral(電子版)』が28日、今オフの課題として出塁率の高い野手の補強を挙げ、その中に、ロイヤルズのリードオフマンとして活躍する、青木宣親選手の名前が含まれていると報じた。

 記事によると、DバックスのGMケビン・タワーズが「(今季は)打てる選手が1人必要だった。特に(相手投手に)球数を投げさせることができて、出塁できる選手を」と発言したと伝え、チームのスカウト陣がここ数週間、来季に向けて今オフFAになる選手、特に外野手を注視しているという。

 今季、Dバックス打撃陣の四球数はリーグ最少。出塁率もワースト5位を記録しており、これら(出塁率の高い外野手、今オフFA)に当てはまる選手の1人として、青木の名前が挙がっていると伝えた。

 今季からア・リーグに移籍し、やや成績を落とした青木。ブリュワーズ時代は、12年が打率.288、出塁率.357。13年も打率.286、出塁率.356と、2年連続で安定した成績を残しているだけに、経験のあるナ・リーグ復帰は自身にとっても悪い話ではない。さらに今後、ロイヤルズを久々の地区優勝に導くようなことがあれば、FA市場で争奪戦になる可能性もありそうだ。