2014年FIFAサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会グループCで、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表は、コートジボワール代表に逆転負け、ギリシャ代表に引き分けと、白星のない状態で強豪コロンビア代表との戦いを控えている。

 中国メディア・中国青年網は21日、日本代表の奮闘に対する中国メディアの報道姿勢について「ブドウが食べられないのに、ブドウが酸っぱいと言っているようなものだ」と批判する記事を掲載した。

 記事は、中国メディアによる日本代表にかんする報道が「風刺やネガティブ一辺倒」であるとし、FW本田圭佑が「チームから疎まれている」といったニュースを報道を繰り返し流すなど、「真実の材料を扱おうとしない姿勢を感じる」と断じた。

 また、ネット上でも「中国リーグより低レベル」、「劣化版スペイン」、「強ぶるスター選手」などとネットユーザーが言いたい放題であること紹介した。

 そのうえで、「W杯では日本や韓国は弱者かもしれないが、アジアでは絶対的な強豪。アジアの三流が彼らをバカにする理由がどこにあるのか」、「欧米の二流チームと互角に戦えるのは誇らしいことではないのか」と批判。「われわれには学ぶ姿勢がない。W杯に出場すらできないのに、W杯で奮闘する人たちをバカにしているのだから」とまで論じた。

 最後に、「ブラジルにいる中国人記者が『中国代表は出ていないのに、一体何しに来たのか』と言われたら、『日本や韓国が勝てないなか、わが代表はマケドニアに勝ったぞ』と自信たっぷりに答えればいい」と18日に行われた国際親善試合での結果を挙げ、強烈な皮肉をもって文章を締めくくった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)