テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

デヴィッド・リンチが中々新作を作ってくれないから、久しぶりに「ツインピークス」を見返していた。「ツインピークス」は1990年から91年にかけて放映されたテレビドラマで、その後、映画にもなっている。当時、テレビシリーズから映画まで一通り観て、ただただうなっていた。

「ツインピークス」には謎めいた描写が沢山出てくるが、中でも特に印象深いのが赤い部屋だ。クーパー捜査官が睡眠中にだけたどり着くことが出来る部屋。赤い服を着た小人がダンスを踊ってへんな声で話しかけてきたりする。あの声は、役者さんに台詞を反対から読ませて、それを逆回転させてああなったらしいが、その発想に至る経緯が全く分からないし、そもそも赤い部屋って何だ?

現実社会とは別に、善の世界と悪の世界というものが存在していて、善の世界を「ホワイト・ロッジ」、悪の世界を「ブラック・ロッジ」と呼ぶ。赤い部屋が「ブラック・ロッジ」そのものだという説もあれば、赤い部屋はそれぞれのロッジへ行く前の待合室的な存在だという説もある。

何が正解なのか、僕には全く分からない。

分からないのも当然で、デヴィッド・リンチ自身が「赤い部屋が何なのか、私自身正確にはよく分からないのです」とドイツの映画雑誌で語っている。

なんだそれは。

作った本人が言語化出来ないような世界なのだ。こっちはデヴィッド・リンチの直感に想像を巡らすことしかできないではないか。

まぁ、それくらい謎めいているからこそ、あの赤い部屋の映像は何度も観てもぞわぞわさせられるのだろう。

そして、久しぶりに赤い部屋を観ていて思った。

あの部屋が賃貸物件の情報として上がっていて、住むことが出来たとしたら…。

これまでずっと謎だった赤い部屋の真実を知ることが出来るかもしれない。待合室なのか、ブラック・ロッジそのものなのか。

人が悟りを開くためには、ブラック・ロッジを通過しないといけないらしいから、赤い部屋に住めば悟りが開けるかもしれないのだ。

住んでみるか?

契約する勇気はないけど、内見だけだったら是非してみたい。

きっと、不動産屋さんからこういうチラシをもらうのだろう。



築年数は25年。そろそろ水回りが気になる頃だろうか。大家さんに頑張ってもらって、リフォームしてもらいたいところだ。

玄関が北向きなので、明るい色調の花の絵や穏やかな海の絵を飾ると運気が上がる、と風水のサイトに書いてありました。赤い部屋に住む場合は、是非、そうしましょう。



この記事を書いたのは…

この記事の元ブログ: ツインピークスの赤い部屋