続・メディアの未来
■続・メディアの未来
ネットメディアの未来を考える上で、1980年代のパソコンブームが良いモデルになると思うのだよね。当初、「市場」とはみなされていなかったパソコンソフト。趣味の人間が始めて、雑誌ができ、雑誌にプログラムが掲載されるようになり、さらに雑誌社が投稿されたプログラムの販売を始めた。
最初は雑誌に投稿して小遣い稼ぎをしていたプログラマたちが自分で会社を作り、社員1人~数人の小さな会社が無数にできて、パソコンのソフトを販売しだした。全盛期は何かゲームを「出せば売れる」という状態。
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ネットメディアも、それまで市場とはみなされていなかったので、アマチュアが活躍する余地があった。ただ次第に「市場]として認知されるようになると、上記と同じ道をたどり、大規模化・淘汰に進むと思うのだよね。
そもそも既存の紙のメディアも最初はそうやって始まったわけで、ネットメディアも同じシーケンスをたどるはず。辿らない理由が思いつかない。
ネットと紙の違いはコストが極めて低い点。なのでソフト開発でオープンソースが生き残っているように、非営利のネットメディアは生き残るだろう。しかし収益構造はネットも紙も結局変わらないのだから、営利企業はネットメディアも紙の企業と同じ道をたどることは避けられないだろう。
つまりネットメディアの特殊性は、あくまで「非営利」に限定したものだけ。それだけでも素晴らしいことだが。
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やっぱ営利企業となると、効率化が不可避で、そのためには分業を進めなければならない。それは大規模化が進むということ。むかしはゲームのプログラミングもデザインも全部一人でやってたんだよね。それが専門化していき分業になった。ネットメディアも企画や取材、ライターなど、いまは全部一人でやっているのも分業化されていくだろう。やっぱ一人の人間が何でもやるのは効率が悪い。
よく大企業は非効率の象徴みたいに考えている人がいるけれど、もし同じ規模のことを個人や中小企業がバラバラにやったら、大企業とは比べ物にならないほど非効率になるはず。
大企業1社と中小企業1社を比べれば中小企業の方が効率がよく見えるが、それはやってることが単純なのだから当たり前。中小企業10社分の規模の大企業の効率を論じるなら、中小企業10社の合計と比較して論じなければならない。そうなるとそれぞれの中小企業で重複している作業がたくさんあるわけで、大企業の方が効率は良い。
