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コストが低いというのは参入障壁が低いということでもあるわけで、過当競争が進みやすいと思う。工場なんかが必要だとおいそれと新規参入できないから、それで良くも悪くも既得権が守られる。パソコンソフト開発産業が10年しか持たなかったのも、その手軽さゆえだろう。基本的に人件費しかかからないし。

ネットメディアも過当競争期になると、効率を上げなければ生き残れないから、そのために合併を繰り返して巨大化していくだろう。パソコンソフト業界と同じく10年間だと仮定すれば、淘汰の時期はオリンピックの2020年ぐらいだろうか。

そうならない可能性をあえて考えれば、大規模化のメリットを否定すればいいわけだから、重複作業の削減や過当競争の抑止が、大規模化という方向以外で達成されればいい。ものすご~く楽観すれば重複作業はネットやコンピュータで削減もしくは会社を越えて共通化できるかもしれない。クラウド化ですな(笑)。

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過当競争の抑止、すなわち住み分けは…どうかねぇ。よっぽどニッチなジャンルはともかく、ある程度収益が維持できるジャンルは限られるし、営利企業の大半は結局そこに集中すると思うのだよね。だから過当競争が避けられない。いまの大手出版社がだいたいどこも同じようなラインナップで安定しているように。

そしてニッチなジャンルは非営利の人たちに食われてしまうのではなかろうか。ソフト開発で言えばオープンソースの存在。これも良し悪しなんだよね。Microsoftのような巨大営利企業とオープンソースのような無料のソフトに挟まれて、中小ソフトメーカーは特殊なものしか生き残れなかった。むかしはワープロソフトとか表計算ソフトもいろいろなところが発売してたのだが。

営利目的としては採算が取れるか取れないかのギリギリのライン、少なくとも大手では採算が取れず参入してこないニッチな市場で、なおかつ非営利のネットメディアでは不可能なジャンルって、残されているのだろうか。ブロガーを免許制や認可制にするわけにも行かないだろうし。ギルドみたいなものができれば、ありえないこともないだろうけど。

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「メディアの未来」 2014年03月26日 『ガジェット通信』
http://getnews.jp/archives/542127

執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年03月26日時点のものです。