「お願い」を掲載

写真拡大

世界初の万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製に成功した理化学研究所のプロジェクトリーダー・小保方晴子(おぼかた・はるこ)さん(30)が、報道関係者に対して「お願い」を発表した。

プライベートが注目されるあまり、周囲に迷惑がかかっているため、報道を控えてほしいとの趣旨で、ネット上では同情の声が寄せられている。

「真実でない報道」も

小保方さんは2014年1月31日、所属する「細胞リプログラミング研究ユニット」のサイトで、「報道関係者の皆様へのお願い」を発表した。やっと研究がスタートラインに立ち、発表した瞬間から世界との競争が始まり、いまは「研究に集中すべき時である」と語る。

しかし発表会見以降「研究成果に関係のない報道」がひとり歩きして、研究に支障が出ている。一部メディアは早稲田大学理工学部時代の恩師や後輩、果ては実家への突撃インタビューまで実行した。そして、本人だけでなく親族や友人・知人、近隣住民への取材も過熱し、「ご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております」という。

どれかは言及していないが「真実でない報道」もあり、それらへの対応に追われて「研究を遂行することが困難な状況」にまでなっていると話す。

さらに、報道関係者に対して、

「どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます」

とくぎを刺している。

ネット「どうせ行きつけの店とか聞いたんだろ」

小保方さんの悲痛な叫びに、ネット上では同情する意見が多く見られた。

「これは当然だな、研究に集中してもらわないと」
「どうせ行き付けの店とかどんな財布使ってるのかとか下らないこと聞いたんだろww」

などプライベートをさらすメディアへの批判がある一方で、

「テレビ新聞は見てる層に合わせたもの出してくるだけそんなもんだってこと」
「これに励まされて理系に進んで研究者になる女性が増えたら、変にヒネた文系のおっさん(マスゴミ)達は内心面白くないから」

といった意見もあった。また、

「嫌なら発表なんかしないで大事にしまっておけよ。都合のよいことだけ報じてもらおうなど虫が良すぎるわ」

といった反発の声もないわけではない。