「レインボールーム」で作ったブレスレット

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2013年12月、アメリカで社会現象となっている「レインボールーム」がついに日本にやってきた!

アメリカで2011年から販売されている「レインボールーム」は、輪ゴムを使ったブレスレット制作キット。プラスチック製の輪ゴム編みキットにさまざまな色の輪ゴムをはめ込み、専用のフックを使って輪ゴムを編み込んでいくと、ブレスレットができあがる。いわばアメリカ版リリアンだ。

アメリカでは女の子はもちろん、男の子にも人気が高く、2013年の販売数はなんと300万セット以上! アメリカのクリスマス商戦初日「ブラックフライデー」のグーグル検索結果でも8位にランクインするほどで、品薄な状態が続いている。

対象年齢は6歳以上。メインターゲットは小学生〜中学生くらいだというが、子どもと一緒に夢中になってブレスレットを作る親も多いとか。ということで、どんなものか筆者も遊んでみることに。

まずは一番シンプルな「シングルチェーンブレスレット」にトライ。写真付きの丁寧な説明書が入っているので、不器用な私でも一度も間違えることなく完成させることができた。できあがりも予想以上にかわいい!! ちなみに初回の所要時間は約10分。2回目以降は5分前後で作れるようになった。

慣れてくると、どんどん制作意欲が湧いてくるもの。続いては公式Youtubeを見ながら、「ダイヤモンドブレスレット」というデザインに挑戦! これもビギナーレベルだが、「シングルチェーンブレスレット」からは一気に難易度アップ。多少手間取ったが、30分ほどで形になった。

熱中すること数時間、仕事ということも忘れてすっかり制作に夢中になっていた筆者。大人だってこれだけ楽しいのだから、子どもたちがハマるのもわかる。なんといっても、作っているときの没頭感や完成したときの達成感がたまらない。

ちなみに「レインボールーム」は、アメリカへ移民した中国系マレーシア人のチューン・ンさんが娘のために、さまざまなブレスレット制作ができる編みキットを発明したのがはじまり。2010年に「レインボールーム」として商品化し、翌2011年から本格的に販売をスタート。その後、YouTubeにブレスレットの作り方を説明した動画を投稿したことをきっかけにブレイクした。

日本での希望小売価格は2,100円。レインボールーム(輪ゴム編みキット)1個、専用フック1本、混色輪ゴム約600本、Cクリップ(ブレスレットの留め具のようなもの)約24個がセットになっている。購入はオフィシャルサイトや大手オンラインショッピングモール、玩具店、クラフト店などにて。輪ゴムはなくなったら追加購入可能だ。

すでに日本での反響も上々で、Facebookファンページもある。実際に購入した人からは、「子どものころに流行ったリリアン作りのように集中できます。ボケ防止に使わせてもらっています」なんて声も届いているそう。公式YouTubeサイトには、ビギナー(初級)のほかに、インターミディエイト(中級)、アドバンスト(上級)、の3レベルの計50以上の作り方がアップされている。

TVゲームやスマホなど、電子端末に夢中になる子どもたちが多い現在、創造力を働かせながら楽しめる「レインボールーム」は、モノづくりの原点を教えることができる。すでに玩具デザイン賞など多くの賞を受賞しており、親世代にも好評だという。

子どもから大人まで楽しめる「レインボールーム」。寒い冬のおうち遊びにもぴったりだ。
(古屋江美子)