自宅のカレンダーにあなたは何を書き込んでいますか

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年が改まり、新しいカレンダーが各家庭の壁に貼られていることだろう。そんなおなじみのカレンダーだが、みんなどのように使っているのだろうか。十人十色というが、カレンダーの使い方も色々あるようだ。そこで、2013年11月、三菱電機ビルテクノサービスがインターネット上で行った有効回答5386サンプルの「自宅のカレンダーに関する調査報告」をここで紹介したい。

はじめに、同社がどうしてこのような調査をしたのか気になったので、聞いてみた。
「当社では、21年前から毎年“コミュニケーション”をテーマに“大自然の中の野生動物”を題材としたカレンダーを制作し、人気のカレンダーとなっています。今回は、今後のカレンダー制作の参考するため、多くのみなさんのカレンダーに関するニーズや意識を調査しました」

なるほど、カレンダーをつくっていたんですね。
では、調査結果を見てみよう。まず、自宅のカレンダーにスケジュールを書き込んでいるかについて質問したところ、「スケジュールなどを書き込んでいる方が93.6%」だったそう。

どのようなスケジュールを書き込んでいるのかの質問には、
「旅行・行楽の予定」が71.2%、「学校や会社の行事」が64.8%、「給料・ボーナス日」は6.3%。その他の回答では、「ペットの病院の日」「バーゲンの日」「来客の予定」「体重や体脂肪」「食品の賞味期限」「夕食のいる・いらない」など。

その他調査結果は以下の通り。
・カレンダーの設置場所は、「リビング・居間」が88.1%、「キッチン・台所」が46%、「寝室」が38.3%、「トイレ」が35.6%
・自宅にあるカレンダーの数は「3〜5」が全体の63%
・よく活用するタイプは「1ヵ月めくりタイプ」が80.3%
・好きなカレンダーのデザインは、「風景の写真・イラストをモチーフとしたもの」が74.5%、「動物の写真・イラストをモチーフとしたもの」が71.1%

これらの結果を三菱電機ビルテクノサービスはどう分析するか。
「カレンダーにスケジュールなどを書き込むとの回答が93.6%に達しており、カレンダーが家族のスケジュール管理に重要な役割を担っていることが判明しました。さらに、書き込む内容も、スケジュール管理に加え、体重や体脂肪、食品の賞味期限、夕食のいる・いらないなど、伝言板、メモなど多岐にわたっています」

う〜ん確かに、日本人のスケジュール管理の興味の高さがうかがえる結果だ。会社や学校のことは個々人のスケジュール帳にも書かれているのだろうが、自宅のカレンダーにもさまざまな行事、事柄を書き込むのは、“家族みんなスケジュールを守って生活しよう”という一体感、使命感のようなものがあるのだろう。

カレンダーは規則的な生活のシンボル。その日やることをその日に考えるのではなく、スケジュールを立てて新年を乗り切ってみませんか。
(羽石竜示)