iPhone、スマホのイヤホンジャックの穴に差すボールペン「JACKPEN」(SHOWCASE販売)

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iPhone、スマホのイヤホンジャックの穴を利用してカワイイ動物キャラを差している人よく見かける。まぁ確かにイヤホンを使用していないときはまったく役立たずの穴だから、それもいいだろう。だが、それも実用性の点で言うと、まったくないと言っていい(カワイイことが実用性だと反論されるかも知れないが)。そこで、明らかに実用的であるアイテムを差してみてはどうか。

いろいろ実用的なものはあるが、たとえばボールペンはどうだろう。これならよく使う機会があるのでは。そんなニーズを叶えるのが、「JACKPEN」(SHOWCASE販売)というアイテム。クラシックブラックとマルチカラーの2種のパッケージ(各3本入り)。名前の通りジャックに挿すボールペンで、未使用のときは反対方向に挿すことで収納でき、使用時にはその逆に差し直せばボールペンになるわけ。

もちろんこれ、iPhone、スマホに限らずイヤホンジャック穴があれば何でもいいわけで、MP3プレーヤーでもオッケー。ただし、書きやすさ、グリップ感を考えると、長細い形状のものがベターであろう。しかし第一印象、本当にこれでまともに字が書けるのか心配ではある。

試しにiPod touchに差して使ってみることにした。最初、差し込もうとしたら、ちょっと硬い感じだったが、しっかり固定するにはこのくらいきつくないとダメなのだろう。で、しっかり差せたところで、早速書き心地を確認。インクはスラスラと出るので問題なし。グリップ感は正直従来のボールペンよりはかなり持ちにくい。だが、iPod touchの重みが手に馴染んで、しっかりと字が書けた。

あまり力を入れすぎると固定部分が折れてしまうかも知れないので、サラっと描く程度に抑えた。人によっては力を入れて書くこともあるだろう。そうした人は、すぐ壊してしまうのでは…。あと、ペンをなくしてしまいがちの人には最適なペンだ。スマホやMP3プレーヤーと一緒に身につけていればたぶん紛失しない。もちろん一緒にどこかに置き忘れてしまえば一巻の終わりだが。

3本入りで1000円弱の値段。ちょっと高い気もするが、便利さの価値を加算すると値段とのバランスが取れるのでは。ただ、ひとつ心配なのは今、ペンでメモする習慣の人、どれだけいるのか。最近スマホ上で書いてしまう人が多い気がする(iPhoneで原稿書いて、写真撮って、メールで送信するライターもいるし…)。

こういうアナログものとデジタルものの融合っておもしろいと思うのだが、若い人はデジタルに偏り過ぎだから、果たして今回のアイテム、便利と感じる前に、必要かどうか。だが、ペンで書く便利さ、面白さは依然としてあるので、心配はしているものの決して絶望はしていない。

iPhone、スマホにボールペン、あなたにはベストマッチですか。
(羽石竜示)