「職場の人間関係が悪い」は課題ではなく現象です/斉藤 秀樹
(カ)効果、成果をDo(定量的)な視点とBe(意識、モチベーション、関係性、コミットメントなど)の視点でお話していただけますか?
Doの視点の効果、成果
他責に頼るような検討がなくなりました。(自分たちで解決できる課題を見つけるようになりました)
課題や分析に時間ばかりかけず、まず行動してそこから表出した課題に取り組むようになりました。
ゴール(結果)のビジョンが明確になり共有できるようになりました。
Beの視点の効果、成果
チーム内で協働意識が芽生え、役割分担やメンバーの補完ができるようになりました。都合により検討会を欠席しても次回までにチーム内で共有し合うことができるようになりました。
カイゼン施策の検証を行う際にも、メンバー内で何度も意見を出し合い試行錯誤を繰り返し、改良を重ね作り上げました。
■チームビルディングによって得られる本質
このインタビューから皆さんは何を読み取られたでしょうか?
チームビルディングのアプローチは、対症療法ではありません。
例えば、対症療法的な期待としては
「上司の指示通り部下が動かない」が「上司の指示通り部下が動くようになった」
で十分な結果だと思いますが、
チームビルディングでは
「上司の指示通り部下が動かない」が「部下が自発的、自律的に物事を考え、上司の意向を踏まえながら枠にとらわれない発想と行動力で課題を解決していく」
という変化を生み出せるのです。
是非、皆さんにチームビルディングの本質に触れていただきたいと考えています。
?アクションラーニングソリューションズ
㈳日本チームビルディング協会