本田圭佑が直接FK弾で先制点をマーク…ダービー勝利に大きく貢献

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 ロシア・プレミアリーグ第3節が28日に行われ、ロコモティフ・モスクワとサッカー日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワが対戦。本田はトップ下で先発出場した。

 アウェーでの“モスクワダービー”に臨んだCSKAモスクワは、序盤は押し込まれる展開となったが、7分には本田が起点となった速攻からアラン・ザゴエフがシュートを放つ。GKの好セーブに遭って先制点とはならなかったが、14分にも本田が中盤でボールを受けると、ドリブルで一気に持ち込みシュート。ボールは枠を捉え切れなかったが、いずれもカウンターでチャンスを作り出した。

 CSKAモスクワは、18分にゴール前でFKを得ると本田が今シーズン初得点をマーク。鮮やかな直接FKを蹴り込んで、均衡を破った。先制すると、27分には自陣からのロングボールにアーメド・ムサが抜け出してゴール前にラストパスを送ったが、CSKAモスクワの選手は反応できなかった。37分にもゴール前でFKを得ると、本田がゴール前のアレクセイ・ベレズツキに合わせようとしたが、ボールは直接GKにキャッチされた。

 CSKAモスクワは、38分にラスムス・エルムがハーフェイライン付近からロングシュートを放ったが、相手GKに弾き出されて、前半は1点差のまま折り返した。

 後半に入ると再びロコモティフ・モスクワに押し込まれる場面が増えたが、64分にドゥンビア・セイドゥを投入して、追加点を狙う。67分にはロコモティフ・モスクワにGKと一対一のシーンを作られたが、GKイーゴリ・アキンフェエフが鋭い出足でセーブしてピンチを切り抜けた。

 しかし、74分に自陣ペナルティエリア内でマルク・ゴンサレスがファウルを犯し、PKを献上。シュートはアキンフェエフが弾き出したが、直後のCKからヘディングシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれた。

 勝ち越しを狙うCSKAモスクワは、78分にゾラン・トシッチを送り出すと、82分に得点。左CKをドゥンビアが合わせてシュートを放つと、ボールはポストを直撃。ゴール前にこぼれたところをムサが蹴り込み、勝ち越しに成功した。

 再びリードを得たCSKAモスクワは、1点差のまま逃げ切り、2−1と勝利。ダービーマッチで白星を収め、2連勝となった。なお、本田はフル出場している。