ドラマ『幽かな彼女』の最終回が6月18日に放送されると、ツイッターのつぶやきで「感動した」という感想と共に目立ったのが、香取慎吾が演じる神山先生とのお別れにクラスの生徒が歌った合唱曲についての話題だった。「いい曲だけど、オリジナルかな?」などの質問が多く、SMAPファンからは「アルバムの隠れた名曲」だという説明もあった。

『幽かな彼女』の最終回では、神山暁先生(香取慎吾)と元女教師の幽霊・アカネ(杏)の関係はどうなるかが注目された。それと同時進行する形で、小原南中3年2組の生徒たちは神山先生が担任をはずされたことに対して教室にバリケードを張り、副担任の河合千穂先生(前田敦子)を人質に立てこもる事件が起きたのだ。

アパートでアカネに恋心を告白した神山先生だったが、当のアカネが幽霊と生きた人との恋愛に疑問を抱く。そんな状況で学校から連絡を受けて神山先生は3年2組の教室に向かうのだ。神山先生に担任を継続してもらいたい一心で篭城した生徒たちだったが、その先生から「甘ったれんな!」、「理由があれば何をやってもいいなんて思うな!」と説かれる。

神山先生の言葉に従い、篭城をやめる決心をした生徒たちは「卒業式くらいはやって欲しい」と、練習していた合唱曲を先生の指揮で歌うのだ。その時に歌われた楽曲が話題になり、ツイッターでも「幽かな彼女の合唱曲素敵すぎる」、「歌われていた合唱曲が知りたいです! とてもいい曲で感動しました」とつぶやかれた。

他のつぶやきでは「最終回の神山クラス合唱に使われたのは、2005年SMAPのアルバムSAMPLE BANG!のDawnです」という答えがあり、「アルバム曲だけど隠れ名曲」と説明するファンもいた。「幽かな彼女よかった〜。合唱曲がDawnでまた感動した」、「まさかDawnが合唱曲に使われるなんて想像もできなかったわ。大号泣!」とその曲を知るSMAPファンも意外なタイミングで耳にして驚いたようだ。

SMAPといえば、テレビ番組で5人旅をした際に中居正広が号泣したことで楽曲「ベスト・フレンド」が話題となったが、今回のドラマで「Dawn」も改めて注目されそうである。

そんな『幽かな彼女』の最終回だが、合唱曲を終えた後に起こった事故により臨死状態となった神山先生が、ついにアカネと触れ合うことができるようになる。しかしアカネは、喜ぶ神山先生に「精いっぱい生きて欲しい」と願って抱き合いながら成仏していく。同時に神山先生も息を吹き返すのだ。

エンディングではさらに意外な展開が待っており、視聴者からは「続編を期待させる終わり方だな」というコメントも出ている。この感動的な最終回の平均視聴率は14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同番組の最高視聴率となった。もしかすると本当に続編があるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)