電撃発表も続々! ファンイベント「戦国BASARA バサラ祭2013〜春の陣〜」徹底レポート

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3月30日、31日の2日間にわたり、両国国技館にて人気ゲーム「戦国BASARA」のファンイベント「戦国BASARA バサラ祭2013〜春の陣〜」が開催されました。

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「戦国BASARA」シリーズは戦国時代を舞台にしたアクションゲームで、初心者でも楽しめる爽快なアクションと、独自の解釈で脚色された個性豊かな武将たちのやりとりが特長です。ゲームの他にも、アニメ、実写ドラマ、舞台など多様なメディア展開を見せており、最近では土浦市立博物館ともコラボレーションして話題になりました。

バサラ祭当日は、シリーズの主題歌を歌うT.M.Revolutionの他、ゲームに出演する声優陣、さらに舞台「戦国BASARA3」-瀬戸内響嵐-に出演しているキャストなどが登場。トークやライブ、ボイスドラマなどで、会場に集まったファンを楽しませました。また、シークレットゲストとして原作の小林プロデューサーも登場。最新作となる「戦国BASARA4」が2014年初頭に発売決定したことを電撃発表し、会場を驚かせていました。

今回は30日に開催された初日の模様を、写真と共にレポートしていきます。

「戦国BASARA バサラ祭2013〜春の陣〜」の開演と共に会場は暗転。まず登場したのは、舞台版「戦国BASARA3 宴」に出演しているキャストの皆さんでした。

現在、舞台は4月から5月にかけて福岡、名古屋、東京、大阪と全国4都市をめぐる全国公演を予定しており、公演を控えたキャストたちは気合十分。この日はその前哨戦とばかりに派手な殺陣を繰り広げ、一気に会場全体のボルテージを上げていきます。

驚くべきは、ルックスはもちろんのこと、立ちふるまいから武器を持っての動き一つ一つが、原作に非常に忠実に仕上がっていること。筆者は原作であるゲーム 版「戦国BASARA」シリーズをかなりやりこみましたが、キャスト陣の動きがゲームのモーションにそっくりで驚きました。現実には不可能な動きも多数あ る中、うまく舞台に落とし込んだものだと感心します。

興奮冷めやらぬまま、続いてのコーナーは「戦国ドラマ絵巻」。こちらは「戦国BASARA」に登場するキャラクターの声優陣が登場し、この会場でボイスドラマを披露するというもの。「片倉小十郎(森川智之) VS 真田幸村(保志総一朗)」や「立花宗茂(稲田徹)&大友宗麟(杉山紀彰) VS 前田慶次(森田成一)」「長曾我部元親(石野竜三) VS 毛利元就(中原茂)」といった人気キャラクターによる生のやりとりに、会場のファンは大きな歓声が上がっていました。

中でも一際大きな反響が寄せられたのは、「豊臣秀吉(置鮎龍太郎) VS 織田信長(若本規夫)」のボイスドラマ。戦国BASARA屈指の悪役である両者による掛け合いは、まさに声と声とのぶつかり合いと呼ぶにふさわしい迫力たっぷりの熱演で、普段ゲームで聞いている声を生で聞けることに筆者は何か不思議な興奮を覚えました。これぞイベントの醍醐味ですね!

続いてはお楽しみ企画「西川貴教のシロノミ!!」。戦国BASARAシリーズの歴代主題歌を歌うT.M.Revolutionこと西川貴教さんは、現在ニコ生で「西川貴教のイエノミ!!」という番組を放送しており、今回はその出張版ということで企画されました。

"イエノミ"と同じく、ゲストを呼んで飲み物を飲みながらトークを行うというこの企画、登場したのはゲームで真田幸村役を演じる保志総一朗さん、片倉小十郎役の森川智之さん、そして織田信長役の若本規夫さんの3人です。

保志総一朗さんはお茶を、森川さんはホッピーを、そしてお酒が大好きなことで知られる若本さんはアセロラドリンクを選びかけたものの、会場からの「えー!」という声に押されるように苦笑いしながら焼酎をチョイス。それでも最後にはいつの間にかきっちりと飲み干していたのはさすがでした。

トークでは「BASARAの現場での重大事件を教えて!」や「声優あるあるを教えて!」といったテーマをもとにトークを展開。織田信長を演じる若本さん が、あまりにも収録で疲れたせいで道路で転んでしまった話や、幸村が人気投票で新キャラの三成に負けてしまい保志さんがショックを受けたという話、声優は 牛タンをよく食べるという森川さんによる「声優あるある」ネタなどが軽妙な調子で語られ、会場のお客さんを笑わせていました。

続いては司会を置鮎龍太郎さんに移し、「戦国BASARA」スペシャルトークショーへ。ここでは前田慶次役の森田成一さん、長宗我部元親役の石野竜三さん、毛利元就役の中原茂さん、大友宗麟役の杉山紀彰さん、そしてシークレットゲストとして登場した立花宗茂役の稲田徹さんの6人で戦国BASARAに関する様々なトークが行われました。

この日のために、公式サイトではあらかじめ「お花見」にまつわるユーザーアンケートを実施。「花より団子な武将は?」「酒癖が悪そうな武将は?」「朝から場所取りしてくれそうな武将は?」といったアンケートの回答をもとに声優陣がトークを繰り広げ、時には自分以外の武将の声マネも披露するなどして会場を沸かせていました。

イベントも後半戦を迎え、ここからは両国国技館にちなんだ企画「部屋別対抗! お座敷DEゴルフ」コーナーへ。これは、声優陣と舞台版のキャスト陣が「伊達部屋」「豊臣部屋」「織田部屋」「長曾我部部屋」の4チームに分かれ、会場の客席から座布団をゴルフのように投げてつないでいき、もっとも少ない回数でステージ上にいる「親方」に渡すと優勝という企画。

客席のすぐ近く声優さんや舞台のキャストがやってくるとあって、会場からは黄色い歓声が上がりっぱなしになっていました。

順調に座布団を受け渡していくチーム、失敗して客席へ突っ込んでしまったチームなど、展開が明暗分かれる中、最終的に残ったのは森川智之さん率いる「伊達部屋」と、若本規夫さん率いる「織田部屋」の2チーム。最後は若本さんへの座布団が大きく逸れてしまい、見事パスに成功した伊達部屋の優勝となりました。

……と、ここでステージに登場したのが、原作の製作を手がけるカプコンの小林プロデューサー。戦国BASARAの最新情報として、最新作「戦国BASARA4」が2014年初頭に発売されることが発表になると、会場からはこの日一番大きなどよめきが起こっていました。

詳細はまだ謎に包まれたままですが、会場に流れたナレーション、そして「戦国創世」という文字から予想するに、「戦国BASARA4」では時が少し戻って、戦国時代初期が舞台になるのではないかと思われます。また、ナレーションの声が誰のものだったのかもはっきりはわかりませんでしたが、何となく某赤い彗星の人の声に聞こえたのは気のせいでしょうか……。

ともあれ、まだまだすべてが謎に包まれた最新作「戦国BASARA4」。今後の続報を待ちたいところです。


その他、4月27日に雑誌「戦国BASARAマガジン」が創刊されることや、6月15日から7月1日にかけて東急シアターオーブにて宝塚でミュージカル・ロマン「戦国BASARA 真田幸村編」が開催されることなど、最新情報が続々と発表になりました。

まさかの新情報発表に会場が興奮に包まれたまま、イベントは終盤戦へ。「戦国ドラマ絵巻」、そしてT.M.Revolutionによる戦国BASARA主題歌のスペシャルメドレーライブが行われ、最高潮の盛り上がりの中で「戦国BASARA バサラ祭2013〜春の陣〜」は終了となりました。

舞台、宝塚、雑誌創刊、そして新作発売へ――。どうやら2013年も「戦国BASARA」から目の離せない年になりそうです。

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