『L.A.ギャングストーリー』 (C) 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED
 1949年、ロサンゼルス。 伝説の大物ギャング、ミッキー・コーエンはドラッグ、銃器取引、売春から得た金でL.A. の全てを支配、警察や政治家すら意のままに操り、自らを“神”と称していた。そんな中、コーエンの絶対的支配を崩壊させるべく、6人の警官が立ちあがる。肩書も、自分の名前も、情けさえも捨てたロス市警と、ギャングたちの壮絶な死闘がはじまった…。

 素性を隠し、犯罪組織との壮絶な死闘を繰り広げた実在の男たちを描く実録ルポ「Tales of the Gangster Squad」。ハリウッド新旧実力派キャストと新鋭監督で、同作を映画化した『L.A.ギャングストーリー』が公開決定。この度、その予告編が公開された。


動画再生URL:http://youtu.be/i67HJ5uuPac

 今回の映像では、ショーン・ペン演じるミッキー・コーエンの冷酷非情な一面が公開。ペンは『ミルク』などで評価されてきた演技とはうって変わり、激しい狂気を帯びる伝説の大物ギャングを怪演している。また、暴力で街を支配するギャングに対し、暴力で対峙する非情な警官たちの様子も描かれている。さらには、コーエンの愛人と警官の一人が、禁断の関係を結ぶ場面もあり、その後のスリリングな展開を予感させる。 監督のルーベン・フライシャーが出世作『ゾンビランド』で見せたコミカルな表現を抑え、得意の斬新な映像と、容赦ない暴力表現に特化しているのも印象的である。

 実在した警官ジョン・オマラ役にジョシュ・ブローリン(『トゥルー・グリット』『MIB3』)。その部下ジェリー・ウーターズを演じたライアン・ゴズリングは、カンヌ国際映画祭グランプリ作『ドライヴ』で見せた、繊細な暴力性を再び発揮している。また、ミッキーの愛人グレース役には『アメイジング・パイダーマン』のエマ・ストーンなど、いまや引っ張りダコの豪華キャストが集結している。 この他にも、ニック・ノルティ(『48時間』)をはじめ、ジョヴァンニ・リビシ、ロバート・パトリック(『ターミネーター2』)などハリウッドを代表する個性派俳優が、一クセも二クセもある登場人物を好演。

 


 1月7日(現地時間)には、本作のワールドプレミアが開催され。昨年7月20日にコロラド州オーロラで起きた銃乱射事件が発生。グローマンズ・チャイニーズ・シアターで男たちが観客に向かって短機関銃を乱射するシーンが含んでいた本作は、修正を余儀なくされ一旦公開を延期している。その場面に登場した同じ場所でのプレミアに、会場も沸いたもよう。スタッフ・キャストはもちろん、母親想いで知られるライアン・ゴズリングは、母・ドナさんとともに登場している。

L.A.ギャング ストーリー』は2013年5月3日(金・祝) 丸の内ルーブル他 全国ロードショー

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