続いて中日、落合長期政権が終わって高木守道監督の時代になった。当然のことだが、大きな人事異動があった。

監督だけは色を変えてある。コーチは肩書きが代わっている人もいるが、煩わしいのでヘッドコーチ、首脳格のコーチだけを上位にして、あとは在籍の長さ順にした。□は復帰、○は新入団、△は移籍。無印で突然名前が挙がっているのは、引退か球団内での配置換えによるコーチ就任。

CD-COACH


落合政権時代の23人のコーチの内、首がつながったのは12人。半分が新任または再任だ。これを見ると、コーチというのは厳しい商売だということが分かる。自分のがんばりも反映されるだろうが、それ以上に監督が交替すれば、一気に職を失う。安定した仕事とはとても言えない。

辻発彦は今年、NHKのBSのMLB中継の解説者としてよく見かけた。森繁和は本を出版し、J-Sportsなどの解説者としても活躍した。また笘篠誠治はソフトバンクに、田村藤夫は阪神、ソフトバンクと声がかかって移籍ができたが、すべてのコーチがうまく転職できるわけではないだろう。

稲葉光雄投手コーチがシーズン中に急死したが、ストレスも多い仕事なのだと思う。



ただそんな中で8人のコーチが5年勤続。近藤眞市を除けば地味な顔ぶれだ。彼らはエキスパートとして一定の評価を得ているのだろう。

高木監督は来年限りと宣言している。後釜は立浪和義か、今中慎二か、と言われているが、来年オフには大きな人事異動が待っている。