25日に開催された北京マラソンには、多くの市民ランナーが集まった。出場者は合計3万人という。思い思いの衣裳でアピールした人も多かった。中には、外国のキャラクターに扮し、しかも「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)を守る」などの文字を衣裳に書き込んだランナーもいた。

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 25日に開催された北京マラソンには、多くの市民ランナーが集まった。出場者は合計3万人という。思い思いの衣裳でアピールした人も多かった。中には、外国のキャラクターに扮し、しかも「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)を守る」などの文字を衣裳に書き込んだランナーもいた。(写真は「CNSPHOTO」提供)

■「【写真特集】尖閣諸島問題」写真トピック

 写真は同大会で見られたランナーの一人。スパイダーマンを模倣した衣裳を着用して走った。胸の部分には「保釣人士、快閃」と書いた。「保釣人士」は尖閣諸島は自国領と主張する活動家、「快閃」は「フラッシュモブ(Flash mob)」の中国語訳で、特定の目的のために公共の場所に突然集合する行為を意味する。

 中国新聞社は同ランナーを「“保釣”も忘れていなかった」と解説した。スポーツの場で特定の政治的主張をすることについては関心を示さなかった。(編集担当:如月隼人)