東京商工リサーチの調べによると、希望退職・早期退職者募集を実施した上場企業が8月までで50社に達したことが分かった。

1月以降に希望退職・早期退職者募集の実施を開示し内容が確認できた上場企業は、8月30日現在で50社となり、昨年1年間の58社に迫る水準となっている。

総募集人数(募集人数が不明の場合は応募人数)は1万5174人で、すでに昨年(8623人)を上回っている。募集人数が1万5000人を超えたのは2009年(2万2950人)以来。

個別企業で募集人数が最も多かったのは、ルネサスエレクトロニクスグループの5000人。次いで、日本電気グループの2393人(応募人数)、シャープグループの2000人、八千代工業の771人(応募人数)、アルバックグループ700人となっている。募集(応募)人数が100人以上の企業は17社。

産業別に見ると、電気機器が14社で最多。小売5社、機械、金属製品、情報・通信が各4社と続いている。

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